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あっちで寝たりこっちで寝たり自由に眠る場所を変える猫が好き

miyoko0522

朝、目覚めると目の前に猫がいる。我が家のヒエラルキーの頂点に君臨している「みよ子」だ。

ベッドを今の位置に移動してから彼女は僕の枕の真横で眠る様になった。これまで冬場に布団の上で眠る事はよくあったが顔の真横で眠る事はあまりなかった様に思う。僕が眠るよりも先に眠っている時もあるし、朝起きると真横で眠っている時もある。

みよ子がこの定位置に向かう際には僕の頭上、枕の上を通って行く。僕がなかなか眠ることができずに目をつむってうーんうーんしていた時は僕の顔面の上を通って行った。みよ子の腹毛がふわふわだった。これはこれは。ふわふわが過ぎ去ると僕は眠れた。

僕は眠る時に枕元に目覚まし時計代わりのiPhoneと眼鏡を置いて眠る。だが、みよ子が横で眠る様になったので朝になるとiPhoneはみよ子の尻の下で震え、眼鏡はホカホカに温まっている。とりあえず眼鏡はテーブルに置いて眠ることにした。

みよ子の寝る場所はその時期によって変化はあるが、大体パターン化されている様子だった。ベッドの上、窓際、椅子の上、箱の中。最近のお気に入りはテーブル下にあるAmazonの段ボール。テーブルクロスが絶妙な死角と適度な涼しさを生み出し昼夜を問わずここで眠っている事が多い。

さらに真夏の暑い日などにはベッドの下で眠る。ベッドの下。ほこりいっぱい。みよ子ふわふわ。ほこりつく。もっとふわふわ。うわぁ、わたあめみたいだね!などと言ってあげる心の広さを僕は持ち合わせていないのでコロコロを用いてみよ子の全身をコロコロして付着したほこりを取る。みよ子は喉をゴロゴロ鳴らしている。

ところでどうして猫というのは、その空間で最も涼しい場所を見つけられるのだろうか。髭で?全身の毛で?視界がサーモグラフィ?早速Googleで検索するもイマイチわからない。

みよ子は眠っている時にどうやら夢を見ているのではないかという事がある。うなされて、うにゃうにゃうにゃにゃにゃ言ってはビクッと飛び起きたりする。崖から落ちる夢でも見たのだろうか。これも検索したところでわかる訳がないだろう。

結局のところインターネット上の情報も人がこさえたものであって、本来人間が知り得ない事は何をどうやっても分かりはしないのだ。インターネットはアカシックレコードではない。あくまで人が情報を持ち寄った情報交換場所なだけだ。つい忘れてしまう時もあるけど、それを知っておく事は少し大切な気がする。

猫がヤフー知恵袋なんぞで答えてくれれば猫の事も分かりそうなものだけど、あの手ではタイピングもフリック入力も難しいのだろう。まだ猫からの書き込みを見た事がない。

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