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UTGP2019で入選したTシャツがユニクロで発売されました。という話

UTGP2019

ユニクロが毎年行なっているUTGP(UTグランプリ)というTシャツデザインコンペで、僕のデザイン案が入選し2019年6月24日に発売されました。

ポケモンがテーマの今回は応募総数が18,000以上と過去最多だったらしいのですが、入選の連絡がきた時には飛び上がるほど嬉しかったです。(実際には外出先で1人だったので飛び上がらず、おぉ!という顔をした)

UTGPにはこれまでもほぼ毎年参加をしてきました。毎回テーマが設けられるのですがスターウォーズやマーベルなどポップカルチャー色が強く、普段の仕事とはまた違った新鮮な感覚でデザインを楽しんでいます。

今回、嬉しいことに入選したのですが、実は過去にも一度だけ最終選考まで残ったことがありました。それは初開催だったUTGP2013。AC/DC、David Bowie、Madonna、KISS、Sex Pistols、The Whoという、音楽史においてレジェンドである6組のミュージシャンをテーマにしたもの。

僕はDavid Bowieのデザインを応募しました。彼の長いミュージシャンとしての歴史の中でも個人的に最も好きなベルリン期。その時代に生み出された名盤「HEROES」のボウイのシルエットをメインに配置し、多面的な彼の他のイメージである宇宙やファッション性を混ぜてデザイン。

最終選考まで残ったのですが、第1回目のUTGPでは最後にオンラインでの一般投票があり残念ながらそこで落選。

ただ、この時のコンペティションでは個人的に嬉しい事も。それは、アーティスト自身が自分の部門の審査を行うというもの。つまりDavid Bowie部門で応募した僕のデザインは、彼自身も参加して最終選考案の1つに選んでくれたということ。商品化はしませんでしたが、それだけで物凄く嬉しかった事を覚えています。

今回のUTGP2019での審査員は、株式会社ポケモンの石原恒和さん、株式会社ゲームフリークの杉森健さん、そしてUTのクリエイティブディレクターを務めているNIGO®︎さんの3人。中でもNIGO®︎さんは僕の世代的にはスターの様な人だったので、そんな方々に選んでいただけたと思うと改めて感慨深いです。

発売日に早速、ユクニロの店舗へTシャツの陳列を見に行ってみました。自分のデザインしたTシャツが、誰もが知っているユニクロに並んでいる光景は少し不思議な感じでしたが嬉しかった。よく漫画家さんが自身の初コミックが出版された時に書店で手に取る人を見ていた、といったエピソードを聞くことがありますが、その気持ちが少し分かったかもしれない。

他にも、今回Tシャツが販売されて嬉しかったことがあります。随分と会っていない友達や、家族、それにSNSで僕を知ってくれた方々からも、おめでとうという言葉をいただいたり、買ったよーと写真を送ってもらった事です。インターネットって凄い、、と2019年とは思えない言葉を口走りそうになった。本当にありがとうございます。

なんというか、色々と嬉しいもんですね。

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