いい男だなぁ。なぜ我々は八乙女楽に憧れるのか。

gaku yaotome

「楽はいい男だなぁ。」

TRIGGERのメンバー十龍之介は事あるごとにメンバーである八乙女楽の事を「いい男」だと言う。最初は龍之介の人柄の良さや、彼にとっての都会的な「いい男」の象徴が八乙女楽である事から自然に口に出している言葉だと思っていた。

しかし、八乙女楽の事を考えているうちに気がついた。これは全ての男が思っている事なのだと。ただその事実を龍之介は言っているだけなのだ。

八乙女楽は常にまっすぐ

まず八乙女楽のイメージとはどんなものだろうか。「抱かれたい男ナンバー1」「イケメン」「自信家」「時々デリカシーがない」「白い」など様々な印象がある。どれも八乙女楽を象徴するイメージだが中でも重要なのは「まっすぐに自分を貫き通す」という部分ではないだろうか。

八乙女楽は常にまっすぐ全力で生きている。それは仕事に対しても、恋愛に対してもだ。TRIGGERは八乙女プロダクションの虎の子として事務所の全面的なバックアップを得て華々しくデビュー。その年のJIMA新人賞、ブラホワでのアイドル部門勝利など、誰もが羨む道のりを歩んできた。そこには沢山の嫉妬や妬みも生まれる。

しかし、そんな周囲の声に惑わされずに彼らは進んできた。そのブレなさの根源はリーダーである八乙女楽の、まっすぐな人間性も大きく関わっているのではないだろうか。

社会を生きていく上で、多くの人は沢山の妥協をしている。自分の意見を曲げる必要があったり、下げたくもない頭を下げることもある。それは場を円滑に進める為だったり、生きていく上でどうしても必要だったり、自分の心に反した行動を取らざるを得ない。本当は自分の心にまっすぐに生きたい。そんな気持ちを押し殺しながら。

八乙女楽のまっすぐさ。それは僕たちが心の中に持っている「こうやって生きたい」という願いを体現したものだ。自分の信念を曲げない強さ。僕たちは本当はそれを知っている。八乙女楽は曲げない。その姿を見て自分も鼓舞され「八乙女楽の様に生きたい」と願い、憧れる。

少年漫画の主人公・八乙女楽

では何故、僕たちは彼の様にまっすぐに生きる人物に憧れを持つのだろうか。それは少年漫画を読んで育ったからだと思う。ルフィ、悟空、うしお、王道少年漫画を代表する主人公はみんなまっすぐだ。八乙女楽はそんな主人公と同じ場所に立っている。

少年漫画の主人公はいつも輝く瞳で、相手の目を見つめながら人が躊躇して口に出せない言葉を投げかける。それは彼らにとっては当たり前の事を言っているのだが、いつも無難に事を納めたいと考える人間にはグサリと突き刺さる。

僕たちが主人公に惹かれるのは、彼らがまっすぐさを貫き通す為に誰よりも努力をしている事を知っているからだ。そうして唯ひたすらに前に向かっていく姿はあまりにも眩しい。

八乙女楽は周りが「へ?」となったり恥ずかしくなってしまう様な言葉を臆面も無く口にする。それでも彼が愛されるのは、本当は僕たちも彼の様に素直な言葉を話して生きたいから。表向きはシニカルさを装っている二階堂大和が八乙女楽と仲が良い理由はそんな所にもある気がする。

八乙女楽はG.YAOTOME

そして八乙女楽の生き方においてもう一つ大切な言葉が「全力で八乙女楽を生きている」というものだろう。彼は自分が大手芸能事務所の息子として育ち、トップアイドルである事をしっかりと自覚している。八乙女楽というパブリックイメージを俯瞰的に意識して生きているのだ。

それは矢沢永吉と近い部分に感じる。矢沢永吉が「YAZAWA」として生きているのは有名な話だ。だから彼は自分のことを「YAZAWA」と呼び、自身と「YAZAWA」を切り離して考えている。「自分だったらやらないけど「YAZAWA」だったらどうかな?」という様なニュアンスはここから来ているものだ。

これは芸能やアスリートなど多くの人の視線に晒される職業の場合にはとても大切な考え方だと個人的には思っている。例えば、本田圭佑。ACミラン加入時の会見での「リトルホンダ」発言(これにはインナーチャイルド的な面も含まれているが)や、2018年W杯直前に放送された情熱大陸での「ケイスケホンダ」など敢えて言っているところがある。そして世界一のビッグスターであったマイケル・ジャクソンもそうだったのではないだろうか。彼らは人前に出る姿を意識する事で、振り切れた強烈なパフォーマンスを見せてくれる。

八乙女楽の「全力で八乙女楽を生きている」発言はこれに近いと僕は思っている。アイドルである自分自身のイメージに自覚を持ち、芸能への情熱を大切にして日々を生きている。彼は世間が自分の事をどのように考えているか、どうあって欲しいのかを分かっている。意識的にか無意識にか、それを分かった上で生きている八乙女楽は抜群に格好良い。

しかし時として、こういったタイプの人物は世間からは変わり者として見られやすい傾向にある。矢沢永吉の「YAZAWA」呼びに対する反応、本田圭佑の茶化されがちな発言、マイケル・ジャクソンの奇行扱いされて来た数々の事柄。

八乙女楽も少し突飛な発言で周りを驚かせることがある。世間にとっては上記した人物達と近いイメージで捉えられる事もあるだろう。

しかし、彼らは決して変わり者などでは無い。彼らの心の中には自分を貫き通すブレない芯がある。それはいわゆる「世間の常識」に惑わされず、しっかりと自分の人生を生きていける強さだ。それは時として「世間の常識」とのズレを生む。天才が変わり者と見られがちなのはそこだろう。

本来、突飛に見える面は彼らの魅力が詰まっている部分でもある。最もチャーミングなところなのだ。世間がどのように思っても、ファンはしっかりとそのチャームポイントを見ている。だから彼らの様な天才肌のタイプには熱烈なファンが生まれる。

僕が八乙女楽の魅力にはまった理由の一つもまさにそこからだ。初めは彼のことを面白がっているところがあった。ちょっと変で面白い。言ってる事がおかしい。それらを楽しんでいるうちに気がついた。そういった面は彼が持つチャームポイントなのだと。全力でまっすぐに生きているからこそ生まれる可笑しさ。八乙女楽は最高にチャーミングな男だった。そんな彼だからこそ沢山の人に愛されるのだろう。

世の中に必要なのは八乙女楽だ

世の中には常に不平や不満が渦巻いている。これは現代に限った話ではなくて、きっと昔から人間社会にはつきものなのだろう。特に今はインターネットが発達し、誰もが自分の顔・名前を出さずに好き勝手なことが言える時代だ。悲しいことに、そうなってくると他人を恨み・妬み・ひがみ・攻撃する人間が現れやすくなる。

もし誰かにネガティブな感情を持ちそうな時には少し考えればいい。八乙女楽だったらそんな事をするだろうか。絶対にする訳がない。彼は誰よりもまっすぐで、誰よりも熱い情熱を持ち、誰よりも優しい男だ。僕は八乙女楽に憧れている。彼の心のまっすぐさに。自分を貫き通す力強さに。

「楽はいい男だなぁ。」

この言葉は僕の言葉であり、彼に憧れる全ての男、いや男女問わない皆の言葉だ。皆が八乙女楽の様に自分の人生を全力で生きればいい。全力で生きている時には他人の事なんか気にもならない。皆が八乙女楽の様に優しくなれればいい。誰もが心の中に八乙女楽を持てば世界は変わる。きっとそうなれば世界からは戦争だってなくなるだろう。

ラブ アンド ピース アンド ヤオトメガク。

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