TRIGGERの1stアルバム「REGALITY」の完成度が高くてやばい<後編>

Regality2

すごいぞTRIGGER!先週発売された1stアルバム「REGALITY」がオリコン&ビルボードジャパン共にウィークリーチャートで一位を獲得した。

当たり前の様にTRIGGERがランキング一位を取ることによって、現実とアイナナ世界の境界線が曖昧になり過ぎて少しくらっとした。

昨日アップしたTRIGGERのアルバムについての記事があまりに長くなりそうだったので前後編に分けた。後編ではメンバーそれぞれのソロ曲からアルバム最後を飾る「Destiny」までを書いてみる。

Riskyな彼女

個人的にはアルバム中でもトップクラスに好みの楽曲。今回3人のソロ曲のテイストがバラバラの中でもセクシーさやハードな印象を持った龍之介ソロ曲。

80年代風シンセサウンドや早すぎず遅すぎないBPMがとても気持ち良い。ビート感の強いシンセポップのクールな印象を持つトラックに、エモいメロディを歌うエモいボーカルを乗せる見事なバランス感で最高にエモい。

サビのエレクトロシューゲイズばりの厚みのあるシンセを中心としたサウンドはアメリカのインディバンドCOLD CAVEを一瞬思い出させた。

前曲DAYBREAK INTERLUDEからの曲間のタイミングも絶妙。

幸せでいて

アルバム中唯一のバラードが八乙女楽という事に最初に動揺したが、よくよく考えればTRIGGERの中では間違いなく適役。彼の純粋さが素直に歌われたパーフェクトなラブバラード。

FNS歌謡祭でJUJUと向かい合って歌っているシーンが目に浮かぶ。そんな想像をついしてしまうのは、楽曲のクオリティがそれだけ高いからだろう。

和製R&Bなリズムトラックに乗るシンセベースの音色に少し意外性があって新鮮などの感想はあるが、この曲はどうしても歌詞に意識が注目してしまう。しんどい。

U COMPLETE ME

どこからどう聴いても小室哲哉節が全開になったメロディ。曲全編を通して半音で動いていく展開が多用され、そこに小室哲哉が宿っている。

90年代感が溢れるポップなテイストは新たなモードの九条天にふさわしい。歌メロやキラキラしたシンセサウンドなど、小室哲哉感が満載な中にもBメロ部分にはダブステップ的な要素が入っていたり、一概に90年代TKサウンドの焼き直しとは言い切れない。

大サビでのキーの上がり方など徹底した王道感。個人的にはTKサウンドの中でもBe Togetherの系譜に連なる楽曲だと感じた。

In the meantime

アイナナ史上No.1に好きな楽曲。3部の予告動画でトラックだけを聴いた時からずっと待ち続けていた。

まだ誰の楽曲か分からなかった頃は「これがTRIGGERの楽曲だったら間違いなくネクストステージ」「万が一、ŹOOĻの曲だったとしたら最高なのに最悪で心のバランスが取れない」などと思っていたが、結果的に悲しみを経てネクストステージへ向かうTRIGGERの第一歩目となる楽曲だった。

トラックがとにかく格好良く、Aメロのリバーブがかかったリズムの“揺れ”が心情の不安定さを表している様に感じた。その不安定さにビートの厚みが増して行きサビの力強さへ向かう。サビ終わりにはまたすぐに落ち着けるなどの曲全体を通しての緩急のつけ方が最高にドラマチック。

これまでのTRIGGERが持っていたエレガンス、夜の雰囲気に、切なさや悲しみを表す美しいピアノフレーズなどがプラスされ、TRIGGERの進化の方向としてパーフェクト。

コーラスのオシャレさや、個人的にツボな八乙女楽の高めの「In the moment」などボーカルトラックも表情が豊かで幅広い。

美しい曲の終わり方も含めて、ストーリー本編でのシチュエーションで歌ったと思うと泣ける。

DESTINY

アルバムの最後を飾るにふさわしい楽曲。乃木坂46や欅坂46のカップリング曲として入っていてもおかしくない雰囲気の王道感はある意味ではTRIGGER史上、最も正統派なアイドルソング。

これからの未来に進んでいく強い意志を表明したこの曲で締めくくられる事によって「REGALITY」は完成する。

アルバム全11曲すべてのクオリティが高く、相変わらずアイナナプロジェクトの凄みを感じた。J-POP、ゲーム楽曲、アニソン、アイドルソングなどカテゴライズが無意味な程に本気が詰まっている。

曲作りにおいてそれぞれの作曲者が素晴らしい楽曲を作るので、良い相乗効果が起こり全体的なクオリティの底上げが起こっているのだろう。これはアニメMVプロジェクトも同様で、参加している製作会社が切磋琢磨し毎回素晴らしいMVを観せてくれる。

それが実現するのはプロディーサーが各ジャンルのプロフェッショナルを信用して過剰な口出しをせず、自由に製作に向かい合ってもらっているからだろうと想像する。クリエイティブに良い影響をもたらすのは信頼。

昨年発売されたIDOLISH7のアルバムも素晴らしかったが、今回のTRIGGERの「REGALITY」は全体の流れやボリューム感を含めて見事に完成されていた。これはゆくゆくは発売されるであろうRe:valeのアルバムを期待せずにはいられない。

アイナナって本当に素晴らしい。

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