カレー美味しい!めちゃくちゃ丁寧にカレーを作ってみた

カレーイメージ

美味しいカレーを家で作って食べたい。

初めはただなんとなくそう思っただけだった。それまで自分で作ったカレーが不味かった訳じゃない。むしろ人生で不味いカレーを食べたことがない。カレーのルーという日本人が生み出した中でもおよそ最高のアイテムを使えばカレーは美味しくなる。

だが僕はどこまでも強欲なのでもっと美味しいカレーを食べたかった。「だったらカレー屋で食べろ。」ググれカス的な勢いで言われてしまいそうだが僕は自分の手で美味しいカレーを作って食べたいのだ。

そこから美味しいカレー作りの旅が始まった。ザ・ビギニング・オブ・カリーロード。

いきなり数種類のスパイスを駆使してのカレーはさすがにハードルが高すぎると考えた僕は、ルーを使っていかに美味しいカレーを作るかをテーマにした。

まずは以前から小耳に挟んだことがあった「玉ねぎを飴色になるまでじっくりと炒める事が重要」という点を取り入れた。OKわかった。飴色を目指して玉ねぎを炒めよう。玉ねぎをゴロっと用意して炒めた。とにかく炒めた。焦げ付かない様に弱火でじっくりと繊細に、時に大胆に。

40分ほど炒めてすっかりとろとろになった玉ねぎをベースにカレーを作った。最後に隠し味としてコーヒー・砂糖を少しづつ加えてコクを強めた。

そうして出来上がったカレーは美味しかった。確かに今まで作っていたカレーとは違い、しっかりとした味わいになっている。じっくり玉ねぎを炒めたカレーは僕の中で定番化した。カレーは時間がある時にじっくりと作るものになった。

だが残念な事にじっくり玉ねぎを炒めたカレーは家のカレーを脱してはいなかった。ホームメイドカレーだ。ザ・ロングアンドワインディングカリーロードはこんな所では終わらない。

僕は書店でカレーについて調べる事にした。いざ書店へ行くとカレーについての本は大量にあった。まるでカレー図鑑のように様々な種類のカレーが写真で載っている本から、文字ばかりでほとんど学術書の様な本まであった。僕はカレーは学問だと理解した。

次から次にカレーの本を手に取っていると、ある本に家庭で出来るルーを使った美味しいカレーの作り方を見つけた。著者は水野仁輔さんというカレーのスペシャリストの方で、あぁそうだ、ほぼ日刊イトイ新聞に以前から登場していたあの水野さんだった。

その「いちばんおいしい家カレーをつくる」という本に載っていた最初の欧風カレーのレシピは、特に変わった材料を使っている訳でもなくごく普通の材料と市販のルーで構成されていた。これならいけると確信した僕は翌日カレー作りに着手した。

詳しいレシピは本に載っているものなので詳しくは書かないが、玉ねぎは単に長時間じっくりと炒めるよりもコクが出る素晴らしい方法。味に深みを増す為に数種類の野菜を擦り下ろして作るベース。一つ一つの作業を丁寧に丁寧にこなした。手塩にかけて育てているうちにカレーに愛着が沸き過ぎてカレーちゃんと呼んでいた。美味しくなーれ、カレーちゃん。

果たして出来上がったカレーはめちゃくちゃに美味しかった。シンプルなチキンカレーながら味の深みがこれまでのものとは別格。いわゆるカレーの味の奥に旨味が幾層にもレイヤーとなり次から次に口の中に広がる。じっくりと煮込んだチキンは柔らかだった。

僕は満腹感と共に心まで満たされていた。そして気づいた。家カレーは家カレーで良いのだ。シェフの味を目指す必要なんてどこにも無い。カレー屋のカレーは美味しいが、家カレーも丁寧に作る事でどこまでも美味しくなれるのだ。

これからも僕は更に美味しいカレーを求めるだろう。僕は強欲なのだ。もっとカレー道を邁進して行こう。

ジズ・イズ・マイ・ネバーエンディングカレーストーリー。

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