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セルフメンタルケアで自分の感情とうまく付き合う方法

メンタルケア猫

人間誰しも心が乱れることがあるもので一旦ネガティブな感情に片足を突っ込んでしまうと、気づかないうちにどこまでもずぶぶと深みにはまってしまったりする。それは生きている限り当たり前の事なのでしょうがない。

ただそんな泥沼にばかり浸かっているとなかなか前に進む事が難しかったりする。なので泥沼から脱出する足がかりが必要だ。それは人によって違うのだろう。例えば僕はこんな方法をとっていたりする。

落ち込んだ時・不安な時

生きている限り不安は切っても切れないものであって、不安とはずっと付き合っていく必要があると思う。初めは小さな不安でも頭の片隅にあるだけで100%の思考が出来なくなるし、更に不安はどんどん大きくなってくる。

僕は不安が生まれてきた時には歩く様にしている。30分程歩くだけで随分と不安が気にならなくなるものだ。また歩いていると考えもよく動くのでアイデアも出てきて一石二鳥。歩くの大事。

ただ、それでも不安が解消されない時もある。最初は小さかったはずの不安を見ないふりしたことで不安は巨大化して、大きくなりすぎた不安は思考をストップさせてしまう。こうなると歩くだけでは解消するのは難しかったりする。

そんな時には、徹底的に不安に浸ってみる。まずはうずくまる。不安に覆われた状態でうーなどと唸る。その時に不安な事を口走る。うずくまったままゴロゴロと転がったりする。この際にフローリングの上だと体が痛いのでベッドの上やカーペットの上がオススメだ。もうだめだ。どうにもならない。と口に出して絶望する。そうすると不思議なことにそうでもないんじゃないかという感情が出てくる。

本能的な反発力が働いているのかもしれないし、単純に不安状態に飽きるのかもしれない。とにかく小一時間もすれば不安が安らぐものなので手段の一つとして使える。

腹が立ってしょうがない時

元々、僕はあからさまに怒ったりする方ではない。人を怒鳴りつける様な事もないし暴力などはもっての外。ただ腹が立たない訳ではない。理不尽な事などがあると腹は立つ。それを外に出さないから溜め込んでしまう。蓄積された怒りはどんどん増幅し、いずれ抑えられなくなった怒りのエネルギーは球状の巨大な爆発を起こし東京の街を壊滅させてしまうだろう。

そんな事態になり東京がネオ東京になってしまっては事なので、どこかで怒りの感情を処理する必要がある。そんな時に僕が取る行動は自分よりも怒っている人の音楽を聴く事だ。この際にはイヤフォンやヘッドフォンを使用する。

怒りが蓄積してきた時は大きな音を出したくなるものだ。もしスピーカー等の設備で行うと近所迷惑になってしまう。騒音問題で隣家の方から怒鳴り込まれた日には「こちとら溜まった怒りの感情をうまいこと処理する為にこういった行動をとっとるんじゃ!世界平和の為に音楽を聴いとるんじゃい!」と逆ギレをしてしまい怒りの感情が更に増幅してやはりネオ東京になってしまう。

イヤフォンやヘッドフォンを使用すれば例え大音量で音楽を聴いてもリスクは自分の鼓膜にしか無いのでとても平和的だ。安心して大音量で自分より怒り狂っている人の音楽を聴く事が出来る。僕が怒りが溜まってきたなと思った時によく聴く音楽は以下の様なものだ。

■Minor Threat
めちゃくちゃ怒っている。荒々しく生々しい音にやたらと高速な曲。更に一曲一曲がとても短いのでぐんぐんと次の曲に進む。どの曲も怒りまくっているので進んでも進んでも金太郎飴よろしく怒りが続く。気づくとそのテンポ感にノリノリになり自分の怒りなんぞは消滅してしまう。

■Rage Against The Machine
バンド名からして激怒している。上記したMinor Threatの様に高速では無いが一音一音に怒りが込められている。怒りまくった演奏の上に更にラップで社会に対する憤怒の言葉を詰め込みまくっている。聴いているうちに自分の怒りなんてものはしょうもないものだと思ってどうでもよくなってくる。

モヤモヤする時

怒りと近いのだが怒りに達するのでは無く「何で?」という感じが湧き上がってモヤモヤする時がある。モヤモヤする感情なのでなかなか説明をするのも難しい。それがまたモヤモヤする。

そんな時に僕が取る行動はただ一つ。猫の腹に顔面を埋める。幸いなことに我が家の愛猫みよ子はすぐに腹を丸出しにして転がる。ものの本によると信頼の証らしい。

猫の腹

モヤついてきたなと思うとみよ子の所に行く。機嫌が良い時はすぐにコロンと腹を出して転がってくれるのですかさず顔面からみよ子の腹に向かってそっとダイブする。みよ子の腹毛は背中の毛に比べて柔らかくふわふわする。顔全体がみよ子の体温とふわふわ、何とも言えない匂いに包まれる。そこにはもう幸福しかない。あぁ極楽ってこんなに近くにあったんだね。まるで幸せの青い鳥だね。

結局のところ落ち込んだ時も、腹が立った時も、モヤモヤする時も、幸福な時もみよ子の腹毛に包まれれば何もかもを忘れて幸福を感じられるらしい。

猫って本当に素晴らしいですね。

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