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セカオワもいいけどEnd of the Worldがいかに素晴らしいか

0602sekainoowari

SEKAI NO OWARIのアメリカでのファーストシングル「One More Night」のMVを観た。海外でのバンド名はEnd of the World。そのまま変換したらしい。パッと見るとダサいデスメタルバンドみたいだ。

「One More Night」は日本中で認知されているファンタジーなイメージとは違う。「RPG」でなければ「ドラゲナイ」でもない。良質なポップソングだ。ディスコビートに甘い歌詞をFUKASEが甘い声で歌う。タイトルは「One More Night」ディスコでワンモアナイト。敢えて狙ってるんじゃないかしら。個人的には非常にツボで好きな曲だ。

アメリカンなMVも好きだ。ビデオは男女のカップルが部屋にいるところから始まる。「Can I see the most beautiful thing ever filmed」彼女が言うと曲が始まり会話に合わせてリップシンク。シーンが変わって街中の風景。アメリカっぽい。途中で一瞬音が止まる。アメリカっぽい。メンバーが中盤で少し登場する。アニメーションになる。アニメーションはカップルが見ているTVの中になる。最後に彼女が「Wow, that was the most beautiful thing I’ve ever seen」USAっぽい。

とにかく曲も歌詞もMVも全てアメリカっぽい。海外進出をする上でこれは本当に素晴らしく重要だと思う。例えば海外でビジュアル系が受けたりするのは日本のカルチャーとして一部の人に受けているのであってビルボード上位などを狙うのは難しいと思う。そういった意味でBABYMETALは本当に快挙だと思う。

SEKAI NO OWARIの場合、日本ではっきりと成功をしたと言っていいと思う。その上で海外での活動においてそれらを全部やめて全く新しい方法で挑んでいくと言う姿勢が素晴らしく個人的にはとても好きだ。僕が知らないだけかもしれないけど恐らく日本ではあまりEnd of the Worldの活動を告知していない。そこを混ぜこぜにしてしまうと日本と海外での活動、両方に良くないと分かっているんだと思う。とてもクレバー。

海外でそれなりに結果が出てファンがついた場合に、日本と海外それぞれのファンに向けて別のテイストの作品が提供できると言うのは強みだと思うし、その判断が出来るグループやチームはいいなと思う。

10代のヒーローとしての顔だけでなく、海外志向のアーティストEnd of the Worldとしての活動も追って行きたいと思った。

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