もし僕がブログの更新を続けていたらという「たられば」

2017年5月18日 : LIFE

継続は力なり。石の上にも三年。などと言うが、きっと本当のことなのだろう。たとえどんなに些細な事でもしっかりと続けていればそれなりのモノにはなるはずだ。

例えば毎日、ちゃんと本を読んでいればどれだけの本を読む事が出来ただろう。そしてそれによってどれだけの知識を得ただろう。毎日の調理を丁寧に行っていれば今頃はどれだけ技術が上達しているだろう。どれだけ美味しいご飯が食べられているだろう。毎日の運動・筋トレを欠かさず行っていたなら、今頃どれだけバキバキの身体になっていただろう。トム・ハーディの様な身体になっていただろう。

毎日ブログをちゃんと書いていれば今頃はブログの広告収入でガポガポのウハウハの生活を送っているに違いない。そして、世界中を飛び回って各国の素敵なビーチ沿いのホテルなんぞで毎朝ザパーンという波の音で起床。朝はフルーツだけにして取り敢えずひと泳ぎしたらば、ご自慢のバキバキのボディでもって男女問わず視線を釘付け。軽く2kmくらい泳いだ後にウォーキングをしながら自己の内面と対峙し思考を巡らす。それはもう誰が見ても思慮深い人に見える様に。ホテルの自室に戻ったら先ほど考えていた物事（お釈迦様でもびっくりなくらい人間の本質的な事柄）をちょちょちょいとブログに記する。これでもう本日の仕事は終わり。さて残りの時間は自分磨きに費やすぞ。

なんて事になっていたであろう。

だがしかし継続をしていなかった。ブログを完全に放置していた。うすらぼんやりと何か書こうと思いはするだけで実際には手は動かさなかった。

あぁ、ブログさえ書いていればガポガポのウハウハの生活を送っていたはずなのに。自らの手で、いや、手を動かさなかったばかりに手に入れられるはずの生活を失ってしまったのだ。筋トレを毎日していればトム・ハーディの身体を手に入れていたはずなのに。MAD MAX次作の主演オファーが来ていたはずなのに。そして危ないから断っていたはずなのに。毎日、丁寧なご飯作りをして入れば銀座あたりの小料理屋のオーナーだったはずなのに。ブログさえ書いて入れば。

しかし考えてみれば、自分は世界中を飛び回って筋肉自慢をして思慮深く思われる様に振舞って、この世って最高うぇーい、なんて所謂パリピの最高峰みたいな生活を望んでいなかった。

なので毎日ブログを書かねばなんて強迫観念に囚われる必要も全くなかった。なぁんだアハハハハなんて言ってまた今日を過ごす。