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ソフィア・コッポラ最高!ロストイントランスレーションを久しぶりに観た

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ちょっとした思いつきで数年ぶりにLost In Translationを見た。相変わらず凄く好きな映画です。ストーリーは勿論好きだし、ソフィア・コッポラならではの透明感のある映像、そして音楽も最高。サントラは未だに聴いたりします。ケビン・シールズ聴きたくて。

この映画の中のスカーレット・ヨハンソンが大好きで、若干胸が苦しくなったりするのですがこれは恋?他の映画の彼女を見ても僕の中ではこの映画が基準になっているので、本当の彼女はシャーロットなんだ。と中学生のように愚かになります。

ボブとシャーロットの関係性が切ない。ラストシーンでJust Like Honeyが流れるのを思いっきり忘れててボビーのドラムが鳴った瞬間号泣。

刹那的な舞台にシューゲイザーは見事にマッチして、いつもは嫌いな眩しすぎる東京の夜がとても美しく見える。一時期は都内の夜道はマイブラのSometimesばかり聴いてました。アホです。

この映画って別に日本どうこうっていう話じゃなくて、言葉の違いにより起こるすれ違いを見せながら、それに対比して人間同士の関係のすれ違いを描いているんですよね。

日本語から英語など言語を翻訳する際に置いてかれるモノは、同じ言語を話す人間同士でも意識せずに置いてけぼりになり、すれ違い、さみしさが生まれる。置いてけぼりになった二人が異文化の中で惹かれ合うのは当たり前。でもそれは一時的な異文化の中の事だけでいずれサヨナラが来るのは分かっているわけで。それがまたさみしい。

それでも最後にボブがシャーロットの耳元で何か言った後の二人の表情を見ると、彼らはいつか再会するんじゃないかと思えます。

しかし特典で入ってる”Lost” on Locationを見ると映画そのままな感じが何とも言えない気分になります。

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